上牧町の名所

更新日:2022年07月05日

公開日:2022年06月24日

笹ゆり回廊

笹ゆり回廊の画像

上牧町の自然や文化を巡る散策ルートが連なった笹ゆり回廊。
そのなかでも滝川遊歩道は野鳥や季節ごとの草木が観察できる、住民にとっても身近な散歩道です。滝川沿いには東屋やベンチもあり、休憩を取りながら散策できます。

 

 

浄安寺

浄安寺の画像

町南端の丘陵の上にあり、西方に葛下川、はるか二上、葛城金剛の山々が見渡せます。 本尊は、両脇に木造観音菩薩・勢至菩薩を従えた木造阿弥陀如来坐像。境内には、西国三十三ヵ所の観音石仏が点在しているほか、桜の季節や希少価値の高い笹ゆりの花を見ることができる6月上旬から中旬にはぜひ訪れたい古刹です。

 

 

片岡城跡

片岡城跡の画像

南北に伸びた馬見丘陵の最北端にあり、「城山」と呼ばれています。 城山の西、片岡谷一帯は中世の興福寺一乗院領の諸荘園でした。これらの荘園を本拠に成長した片岡国春が16世紀前期、片岡城を築城。片岡氏は後に河内国の松岡久秀によって滅ぼされ、城は久秀の支城となります。1577年、久秀が織田信長に反旗を翻したため、明智光秀、筒井順慶、長岡藤孝ら約5千兵が攻城。激戦の末、片岡城は落城したと伝えられます。   

 

 

秩父池

秩父池の画像

上牧町で最も大きい、緑あふれる神秘的な池です。 大木から草本までいろいろな植物が生息し、休日には多くの人が自然とふれあう場として集っています。林の中にはアケビやヤブカラシ、スイカズラなどのつる性植物も多くみられます。

 

 

上牧久渡古墳群

上牧久渡古墳群の画像

上牧久渡2号墳空中写真(南東より)

上牧久渡古墳群は、町南西部の丘陵上に所在する古墳群です。 平成23年度の宅地開発に伴う発掘調査により、精巧な画文帯環状乳神獣鏡や鉄製武器を副葬した3世紀後半の墳丘墓(3号墳)が見つかっています。
 
小さな丘陵に7世紀までの約400年間、古墳が築かれていたことも判明しました。古代の主要道にも近く、有力な勢力が築いたものとみられ、注目が集まっています。

画文帯環状乳神獣鏡の画像

画文帯環状乳神獣鏡

「上牧町初の国史跡」

上牧久渡古墳群では、上牧町を含む葛城北部地域がどのように歴史上の舞台に登場し発展を遂げたかを知るうえで重要な手がかりが多く残されていました。その歴史遺産としての意義付けから平成27年10月7日に上牧町では初めての国史跡に指定されました。