インタビュー:アピタ西大和店店長 荻野下満さん

更新日:2022年06月24日

公開日:2022年06月24日

萩野下店長は岐阜県出身で、学生時代からアルバイトをされていたことをきっかけにユニー株式会社(アピタ・ピアゴを中心とした総合商業事業を展開する大手流通企業)に入社されました。鈴鹿や多治見、大口町(愛知県)での店長、副店長を経て、現在はアピタ西大和店の店長としてご活躍されるとともに、町行政にご理解いただき、多大なるご協力をいただいております。

 

 

何もないところからのはじまり

上牧町に移住されたきっかけを教えてください

アピタ西大和店の店長の画像1

アピタ西大和店のオープンとともに上牧町に移住しました。

当時は山だったところを開発してオープンするという計画で、本当に何もないところからのスタートでオープンまでに約7年かかりました。町長をはじめとする行政の皆さま、町民の皆さまの強い思いや縁があって、上牧町でオープンでき、暮らすことができています。

 

 

「文化の違い」「町(行政)との距離感」「並々ならぬ熱い思い」「地域密着」

上牧町での暮らし、お仕事のなかで感じた上牧町ならではの特徴を教えてください

東海・中京地区から移ってきたもので、最初に感じたのは文化の違いでした。店舗を運営していくにあたっても、ここで好まれる物、味、独特の風習に対応するため、従業員一同、お客様の声に耳を傾け、地域に溶け込み、喜んでいただけることを第一に営業をしてきました。
また、上牧町のまちづくりにも参画させていただいております。町の計画策定や事業の検証など、町民のかたを交えながら、課題に対して実際の生の声を聴くことができ、私たちも含めて、「みんなでいいまちにするためにどうしていこうか」という議論の場に入らせていただくことができる、これほど行政と町民と民間事業者の距離が近いまちは今までになかったです。
 
そこで感じるのは、行政の皆さま、町民の皆さまのまちづくりに対する熱い思いがあって、そのなかで私達としては地域に密着して営業でき、上牧町の一部となって、皆さまと一緒に暮らしやすいまちをつくりあげていくことができる、本当にありがたく感じています。

 

 

地域のコミュニティになりたい

上牧町で目指してきたものは何ですか

アピタ西大和店の店長の画像2

行政の皆さまや町民の皆さまと一緒にまちづくりに参画させていただくなかで、「ふれあい」や「にぎわい」の場づくりを担っていくことが、町にとっても私達アピタとしてもメリットが大きいと考えていて、たくさんの町民の皆さまの集まる場所になること、新しい地域コミュニティになっていくことを目指し、地域に密着したショッピングセンターとして、「見る」「聞く」「育む」をテーマにお子様向けのものからコンサート、食育など参加・体験型のイベントを毎週末行ってきました。 

店舗内にも町の子育て支援施設である「上牧町ささゆりルーム」を設置していただいております。こちらの店舗は子育て世代の利用者が非常に多く、そうした子育て世代のかたがたに便利に利用していただける施設になるということは、私たちにとってもありがたいことですし、上牧町にとっても町民の皆さまの利便性の向上につながって、より多くの町民の皆さまが集える場所にしていただいております。
 
また、平成29年12月から、町と連携しまして、子育て期間中のママさんが育児の都合に合わせて、子どもの様子が見える環境で働くことができる「ママスクエア上牧店」をオープンしました。ここではテレワークと呼ばれる場所や時間を問わない性質の業務を受注しながら、子育て期間中のママさんの本格的な社会復帰のためのブランクの解消、また、継続的な収入や社会との関わりの確保などが図られている場所で、子育て支援に力を入れたいという町長の強い思いを受けて、私達の店舗内で開設していただきました。
 
その他にも町の施策と連携して、周知活動等の場として幅広く利用していただいております。

 

 

「安心・安全」「穏やか」「人にやさしい」「コンパクト」

ずばり、上牧町の魅力を教えてください

アピタ西大和店の店長の画像3

やはり住みやすいという環境面が大きいと思います。適度に残っている自然と住宅地の調和のなかに、商業施設等の都市機能が整っていて、しかもそれが狭い町域にコンパクトに納まっているから、移動手段がなくても生活に困らない。
 
私も5歳の娘を持つ父親ですが、子育てにおいても、このエリアで小学校が3つ、中学校が2つ、保育所、幼稚園も充実していて待機児童も0。特に小学校は、子どもたちが自分の足で登校するので、どんなところでも心配なんですが、ここは、学校までの距離が近いし、地域のかたが見守りをしてくれていて、しかも横断歩道じゃないところにもいてくれています。地域ぐるみで子どもを育もうという機運があり、町の人みんながすごく優しくて、そうした環境で安全に安心して子育てができたのは本当に良かったです。私の娘もすごく穏やかな性格に育ってくれました。
 
自然災害が少ないのも魅力です。

 

 

やっと上牧の風景の一部になれた

上牧町でかなえたい夢、お仕事の中で感じた上牧町ならではの特徴を教えてください

 

アピタ西大和店としては、これからも地域に密着して、皆さまに愛される企業でありたいと思っています。
 
オープンして約5年が経ちますが、ようやく上牧の風景の一部になれたのかなと感じています。そして、皆さまの生活の一部であり続けるために、行政の皆さまと今後も協力しながら、この距離感でまちづくりに関わらせていただけたらと思います。

 

 

みんなが協力・応援してくれる“安全・安心”の子育て環境

上牧町への移住を検討されているかたへのメッセージをお願いします

アピタ西大和店の店長の画像4

上牧町の町民の皆さまは本当に心の温かい人ばかりです。私も縁のないところからやってきましたが、仕事でも私生活でも皆さまが協力、応援してくださりました。特に安全に安心して子育てをする環境としては最高の環境です。適度に自然もあり、私も休みの日は滝川沿いを娘の自転車を押しながら、ゆったり過ごしています。
 
町内に鉄道駅はありませんが、バス路線が充実していて、大阪都市圏へのアクセスも近鉄五位堂駅やJR王寺駅のどちらにも15分で行ける好立地で、子どもが大きくなっても通学や通勤に不安を感じません。
 
私たち以外にもたくさんの商業施設があり、医療、福祉、文化施設も充実しています。あらゆる世代にとって便利で暮らしやすく、どの世代のかたにもおすすめできるまちです。