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新型コロナワクチン小児接種(5歳から11歳)について【補足(R4.9.9更新)】

更新日:2022年09月09日

公開日:2022年09月09日

【更新履歴】

R4.9.8 「小児接種」の「努力義務」適用により内容を変更しました。

◎小児(5歳から11歳)接種について

令和4年2月現在、日本国内における小児(5歳から11歳までの人)の新型コロナウイルス感染症は、中等症や重症例の割合は少ないものの、オミクロン株の流行に伴い新規感染者が増加する中で、重症に至る症例数が増加傾向にあること、感染者全体に占める小児の割合が増えていることが報告されています。また、基礎疾患がある小児では、新型コロナウイルスに感染することで重症化リスクが高くなるといわれています。

◎令和4年9月6日から小児接種(5歳から11歳)に「努力義務」が適用されました

令和4年9月6日に「予防接種法」が改正され、新型コロナワクチンの小児接種(5歳から11歳)に「努力義務」が適用されました。「努力義務」とは、「接種を受けるように努めなければならない」という予防接種法の規定のことで、義務とは異なります。感染症の緊急まん延予防の観点から、接種にご協力いただきたいという趣旨でこのような規定があります。

◎小児用ワクチンを接種することは強制ではありません。

小児用のワクチンは、臨床試験等から有効性と安全性が確認されていること、海外でも広く接種が進められていること等を踏まえ、日本でも接種が進められることになっています。

小児ワクチン接種をするかについては、ワクチン接種券に同封されている「新型コロナワクチン接種についてのお知らせ」や下記説明書等を参考にしていただき、接種により「期待される効果」と「副反応のリスク」の双方を正しく理解したうえで、接種を受けるご本人(お子様)ともよく相談のうえで判断してください。また、保護者の同意なく接種が行われることはありません。

身体的な理由やさまざまな理由によって接種できない方や接種を望まない方もいます。

周りに接種を強制したり、接種していない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします。

◎小児接種についてよくある質問

Q1.なぜ小児接種が必要なのですか?

A1.オミクロンの株の流行に伴い、感染者全体に占める小児の割合が増えているこ とが報告されています。今後、様々な変異株が流行することも想定されること、現時点において、特に重症化リスクの高い基礎疾患を有する5歳~11歳の小児に対して接種の機会を提供することが望ましいと考えられることから、厚生労働省の審議会で議論された結果、予防接種法に基づく接種に位置付け、小児を対象にワクチン接種を進めることとされました。

Q2.なぜ小児(5~11歳)の接種に「努力義務」が適用されるようになったのですか。

A2.小児の接種について、オミクロン株流行下での一定の科学的知見が得られたことから、小児についても「努力義務」の規定を適用することが妥当であるとされました。ただし、接種は強制ではなく、ご本人や保護者の判断に基づいて受けていただくことに変りはありません。

Q3.小児接種はどのような効果がありますか

A3.小児接種として薬事承認されているファイザー社のワクチンは(5歳~11歳)の小児においても、デルタ株等に対して中和抗体価の上昇が確認されていますが、これらのデータはオミクロン株が流行する前のものであることに留意する必要があります。

Q4.小児接種の副反応について教えてください。

A4.12歳以上の方と同様、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱等、様々な症状が確認されていますが、ほどんどが軽度又は中度であり回復していることから安全性に重大な懸念は認められないと判断されています。

発現割合

症 状

50%以上

接種部の痛み、疲労

10~50%

頭痛、注射した部分の発赤や腫れ、筋肉痛、悪寒

1~10%

下痢、発熱、間接痛、嘔吐

※ 接種後7日間にみられた様々な症状(1回目又は2回目のいずれか

Q5.子どもがワクチン接種後に発熱しました。どうすればいいですか?

A5.ワクチン接種後の発熱に対して、日本小児学会のホームページの中で下記のように示しています。

「ワクチン接種後の発熱は、ほとんどが接種当日から翌日にかけてみられ、一日程度で解熱する場合が多いとされています。発熱の程度が軽い場合は、冷却などで様子をみていただくことでかまいません。発熱の程度に応じて解熱薬を使用することもできます。こどもでも安全に使用できる解熱薬として、アセトアミノフェンがあげられます。サリチル酸系、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸などの解熱薬は、インフルエンザや水痘などのウイルス感染時に使用した場合の急性脳症発症や重症化との関連の可能性があるため、使用を控えてください。

熱性けいれんを起こしたことがある場合や、何らかの病気で治療を受けている場合、薬などでアレルギー症状を起こしたことがある場合などは、発熱時の対応について事前にかかりつけの先生にご相談下さい。発熱が長く続く場合や発熱以外の症状もある場合などもかかりつけの先生にご相談ください。」

 

Q6.基礎疾患があっても接種して大丈夫ですか?

A6.基礎疾患がある子どもなど、特に重症化リスクの高い方には接種をお勧めしています。かかりつけ医とよく相談しながら、接種をご検討ください。

その他

新型コロナウイルスや新型コロナワクチンについて知りたいことがあるときは下記ページをご利用ください。

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