現在の位置

浄安寺・神の牧温泉・伊邪那岐神社

更新日:2022年04月01日

公開日:2022年03月02日

浄安寺(西国三十三箇所観音傍丘霊場)

由来

花が満開に咲いている桜の木の枝と石階段の上にある浄安寺の入り口の写真

南上牧にある浄安寺は創建年代は不明ですが、宝永5年(1708)に再建されています。

浄安寺には由来として二つの説が伝わっています。

1185年の壇ノ浦の戦いで、船中で叔父の平敦盛と自刃して果てたとされる平和盛が、敵をあざむいて上牧へ逃れ、その守り本尊でああった弁財天をまつり、小庵をかまえて移り住んだ。

平家物語に登場する能登守教経の子孫の久保小太郎武盛が、元冶元年(1658)ごろ祖先である平家一門の霊を弔うために上牧に来て、牧浦と名のり、浄安寺を建立し山頂付近に弁財天を祠った。

花が咲いている桜の木と手入れされた植木の中に建てられた山門の写真

白壁に桜が映える山門

瓦屋根で木造の柱がたてられた本堂の外観写真

2000年に改築された本堂

表面に観音様が彫られた石碑の写真

境内には西国三十三箇所の観音石仏が点在しています。

浄安寺は南上牧地区にあります。

浄安寺へはJR王寺駅より奈良交通、服部記念病院前下車が便利です。
バス停より徒歩約5分です。

神の牧温泉

神の牧温泉は少し塩辛い味がするナトリウムー塩化物温泉でさらに、溶けている成分が人体への浸透圧が高い高張泉で、湯治に適しています。

泉質

ナトリウムー塩化物温泉

適応症

神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・間接のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進・きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病

現在、スーパー銭湯形式で大野天風呂が魅力の「虹の湯」が営業しています。
電話番号 0745-71-1126

周囲が岩で囲まれ、真ん中に橋がかけられている露天風呂の写真

神の牧温泉「虹の湯」の野天風呂

虹の湯の建物の向かいに設置された赤いポストの写真

懐かしいポストが迎える虹の湯

屋根のついた水汲み場にポリタンクをもってきて源泉を組んでいる人の写真

持ち帰り用の源泉を求める人達

神の牧温泉へは近鉄「五位堂」
JR「王寺」駅よりバス「上牧町文化センター前」下車が便利です。バス停より徒歩1分

伊邪那岐神社

下牧と金富との間に横たわる山の頂にあり、祭神は伊邪那岐命です。

主神の伊邪那岐命を中央にして、相殿とし春日、八幡、住吉、稲荷の神をまつっています。もと指定村社で、町内の神社では格式が高いとも言われていました。

神殿は流れ造りで明治12年(1879)の造営で昭和43年(1968)に改築されています。もと東田口の忍山(しのんやま)にありましたが疫病が流行したので静寂の聖地をもとめて現在の地に移したといわれています。

旧地は現在住宅化している丘陵の中央で頂上が平地になっていました。そのころは五社神社と言われていたようです。

また足利の末期に片岡国春がここに片岡城を築いたときに春日、八幡の両神を守護神としてまつったという言い伝えもあります。

『延書式巻九』の神名帳には、「葛下郡伊邪奈岐神社」と書かれている神社がこれではないかといわれています。

また『大和国町村誌集』には「下牧、神社、伊邪奈岐神社」とあり、明治24年の『神社明細帳』にも「伊財奈岐神社」とかかれていますが、今は伊邪那岐神社と書いています。

境内に末社はありませんが石灯篭が数多く並んでいて、信仰の篤さを示しています。その石灯篭の中には寛文年号のものもあります。

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