過去に開催した平和祈念特別企画 朗読劇
戦争の悲惨さを語り継ぐとともに、命の尊さを訴え、平和へのメッセージを発信する平和祈念特別企画として、朗読劇を上演します。
朗読劇は町職員などがキャスト・スタッフを務めます。
過去に開催した平和祈念特別企画 朗読劇
令和5年度 朗読劇 特攻隊悲話「最期の戀文 ~会いたい 話したい~」
第二次世界大戦末期の沖縄戦で、人類史上類のない爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊(特攻隊)。
生還を期さないこの特攻作戦によって多くの若い命が失われた。
国や家族、愛する人が救われるかもしれないと出撃していった若者たち。
特攻隊員である恋人からの最期の手紙
出撃が決まった特攻隊員が婚約者にあてた人生最期の手紙…。
親を悲しませまいと特攻隊であることを知らせない隊員…。
それぞれの隊員たちが抱く思いや、そのまわりの人々の悲哀を特攻基地「知覧」を舞台に描く。
昭和が遠くなればなるほど忘れてはならないことがある…。
「明日生きようとしても生きることのできない時代があった」ことを…。
平和の大切さ、ありがたさ、命の尊さを訴え、後世に正しく語りつぐ。
恋人への想いを手紙にしたためる特攻隊員
恋人からの最期の手紙を読み泣き崩れる
令和4年度 朗読劇「朝の来ない海 ~学童疎開船 対馬丸の遺言~」
初めての長崎に思いをはせる学童
太平洋戦争中の昭和19年8月、戦争が段々と激しくなってきます。
サイパンが陥落し、次に狙われるのは沖縄だと考えた日本は、沖縄に住む人を戦禍から守るためと、沖縄決戦に備え多くの兵を沖縄に送り込むためには、沖縄に住む人たちを島から出さなければならなかった。その数10万人の疎開。
そこで、昭和19年8月21日、学童をはじめ一般疎開者ら約1800名の疎開者を乗せた「対馬丸」は那覇から長崎へ向けて航行中。アメリカの潜水艦による魚雷攻撃を受け対馬丸は撃沈。
学童およそ800名を含むおよそ1500名の尊い命が犠牲となった。
那覇港で対馬丸に乗り込む疎開者たち
当時9歳だった疎開児童の「啓子」を中心に、その周りの疎開者たちの悲劇を描いた物語で、撃沈そして筏での漂流から6日目、啓子は島に漂着し、九死に一生を得た。
しかし家族やいとこ、友達を亡くし失望した啓子は「私たちあとに残った者が、この悲惨な戦争を語り継ぎ、二度と同じような過ちを繰り返さない」ことが、海の底に眠る対馬丸の遺言であると心に刻む。
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更新日:2024年04月12日
公開日:2024年04月12日