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食品ロス

更新日:2025年10月29日

公開日:2025年06月10日

食品ロスとは

本来は食べることができたのに捨てられている食べ物のことを「食品ロス」といいます。日本では食品ロスの量が年間464万トン(令和5年度推計値)であり、日本の人口1人当たり毎日おにぎり1個を捨てている計算になります。

出典:消費者庁

食品ロスは持続可能な開発目標(SDGs)のターゲットの1つであり、2030年までに世界全体の1人当たりの廃棄量を半分に減らすことを掲げています。

家庭での食品ロスについては、主な要因として食べ残し(およそ6割)、食材が傷んでいた、期限切れ、買いすぎ等が挙げられます。1人ひとりが「もったいない」を意識して行動することで、食品ロスの大きな削減につながります。

期限表示

賞味期限と消費期限の理解度について、消費者庁のアンケート調査では理解していない方の割合が約2割となっています。いま一度2つの違いを確認しましょう。

賞味期限

おいしく食べられる期限」のことで、長期間保存ができる食品によく表示されています。

賞味期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

消費期限

食べても安全な期限」のことで、品質の劣化が早い食品によく表示されています。

消費期限が過ぎた場合は食べないようにしましょう。

食品ロス削減のためにできること

「3きり」を徹底する

3きりとは、使いきり・食べきり・水きりのことをいいます。家庭から出るごみの中で最も多い生ごみの減量に有効な手段として、全国で推進されています。

使いきり

買い物を終えて家に帰った後、冷蔵庫に先ほど買ったものと同じ食材があることに気づき、食材を余らせてしまった経験はありませんか。

同じ食材の購入を防ぐためにも、自宅にある食材を事前に確認し、必要な分だけを購入するように心がけましょう。

食べきり

買ったものは食べられる量だけ作る、野菜の皮や芯も料理に使う、皮を厚く剥かない等、食べ物は残さず食べましょう。

また、食品は誤った方法で保存すると、味や見た目の劣化が早くなる場合があります。食品は正しい方法で保存し、適切な状態で消費することが食品ロスの削減につながります。

肉や野菜が一度に食べきれない場合には、冷凍や乾燥等の下処理をし、小分け保存をすることで食材を長持ちさせることができます。

外食時には食べきることが大切ですが、どうしても食べきれない場合は利用者とお店の相互理解のもとでmottECO(もってこ)(環境省が提唱する、利用者が食べ残しを持ち帰ることの愛称)に取り組んでいただくことを推進しています。このマークのあるお店では、食べきれなかった料理を自己責任で持ち帰ることができます。

※お店の方の説明をよく聞いて、食中毒のリスク等を十分に理解してから持ち帰るようにしてください。

水きり

生ごみの約8割を水分が占めています。生ごみの水きりをすることで、ごみの減量や悪臭の防止、二酸化炭素の削減ができます。

生ごみを捨てる際は、なるべく濡らさない・乾かす・しぼる等のちょっとした工夫をしましょう。

「手前どり」を意識する

出典:消費者庁

お店では手前にある商品ほど賞味期限や消費期限が近づいているものが多いので、すぐに食べる予定の食材は手前から取りましょう。

奥から商品を取ると手前の商品は売れ残り、廃棄されてしまいます。

期限表示を確認する人ほど手前どりの実施頻度は低い傾向にあります。買い物をする際は手前どりを意識して、食品ロスの削減に努めましょう。

割引商品を購入する

消費期限の近い商品や弁当は、店舗の閉店間際に割引になる場合が多くあります。割引商品を購入することは食品ロスの削減になり、お金の節約にもなります。

また、規格外商品(従来品と形は異なるが、食べるには問題のない商品)は通常より安く売られていることがあります。この規格外商品を購入するだけでも食品ロスの削減に貢献できます。

宴会時に「30・10運動」を始める

宴会時の食べ残しを減らすために「開始30分間は席を立たずに料理を楽しみ、お開き10分前になったら自分の席に戻って再度料理を楽しみましょう」と呼びかけることを30・10運動といいます。

職場や知人との宴会やパーティから始めて、食品ロスの削減をしましょう。

ローリングストックを実践する

出典:消費者庁

ふだん食べている食料を少し多めに買い置きして、食べたら買い足すことをローリングストックといいます。

食べた分だけを買い足すことで一定の食料を蓄えることができ、食品ロスの削減だけでなく災害時の備えにもなります。

また、ローリングストックは食料だけでなく、日常使いできる生活用品にも応用できます。乾電池・カセットボンベ・使い捨てカイロ等を常備しておくと、災害時に対応しやすくなります。

フードドライブを利用する

家庭で余っている食べきれない食品は、それを必要としている福祉団体や施設等に寄付しましょう。

SNS媒体を活用した食品ロス削減啓発プロジェクト

10月は食品ロス削減月間、10月30日は食品ロス削減の日と定められています。

町は、消費者庁による食品ロス削減月間における「SNS媒体を活用した食品ロス削減啓発プロジェクト」に参加しています。10月に町の広報や公式LINEを通して、食品ロスに関する記事を掲載します。

出典:消費者庁食品ロス削減ロゴ

食品ロス削減推進計画

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