猫について
地域猫を知る
地域猫とは
地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主のいない猫のこと。
さくら猫
不妊手術を行った目印として耳先をさくらの花びらのようにV字にカットされた猫を「さくら猫」といいます。一般的に左耳をカットしている猫がメス、右耳をカットしている猫がオスです。
V字カットがないと、外見からは不妊手術を行ったかどうかがわからず、再び手術をしてしまう可能性があります。
耳先をカットする際に「痛そう」「可哀想」と思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、全身麻酔をしてからカットしているので、猫は痛みを感じません。
TNR活動
地域猫活動とは
その地域にあった方法で、飼育管理者を明確にする・飼育する対象の猫を把握する・地域のルールに基づいて飼育管理することを指し、今いる野良猫と上手に付き合いながら、その数を減らしていく方法とし考案されました。地域猫活動は三者協働(地域住民・ボランティア・行政)で行うことが大切で、例としてエサやフン尿の管理・不妊手術の徹底・周辺美化などが挙げられます。
- 地域住民:主体となって活動を行う
(例)猫の世話をする人、自治会で活動を把握する、掲示板に報告を出す
- ボランティア:活動のサポート・助言を行う
(例)不妊手術のための捕獲方法など、知識やスキルを提供する
- 行政:活動を支援し把握する
(例)地域住民や関係者の連絡調整、活動の周知、不妊手術への助成
どうして地域猫活動は必要なの?
地域猫を見守りましょう
猫は、繁殖能力が高い動物です。そのまま放置すると猫は増え続け、フン尿トラブルや猫を狙うカラス等の動物の増加等、人間にとっての困りごとも増えるいっぽうです。
また、日本では年間約3万匹以上(奈良県では約500匹)の猫が殺処分されています。
野良猫も大切なひとつの「命」です。V字カットをすることで、これ以上猫が産まれません。すぐには人間にとっての困りごとが解決しないかもしれませんが、一代限りの命をやさしく見守っていただきますよう、よろしくお願いします。
地域猫不妊手術助成金
快適な生活環境を保持するために、飼い主のいない猫(地域猫)に対して繁殖を抑える不妊手術を実施する団体に、手術費用の一部を助成する制度を設けています。
- 対象者
自治会または、町が認めた団体
- 助成額
1匹につき4,000円
申請に必要なもの
事業計画書(様式第2号) (PDFファイル: 57.7KB)
- 現場写真
以上を持参し、建設環境課までお越しください。
注意事項
個人での活動や、飼い猫に対する不妊手術は助成対象になりません。
奈良県地域猫対策支援事業
地域住民の生活環境が飼い主のいない猫(地域猫)により損なわれる事態を削減することを目的として、奈良県と令和6年7月31日付けで地域猫対策支援事業に関する協定を結びました。
この協定は、地域住民が主体となって実施する地域猫対策事業に対して、手術費用の負担や捕獲器の貸与等の支援を行うものです。
奈良県地域猫対策マニュアル (PDFファイル: 1.8MB)
申請に必要なもの
事業計画書(様式第2号) (PDFファイル: 162.3KB)
注意事項
個人での活動や、飼い猫に対する不妊手術は助成対象になりません。
野良猫にエサをあげることについて
野良猫にエサをあげると、野良猫が増える問題があります。
野良猫が増えると、近隣の迷惑やトラブルを招く原因になります。野良猫にエサをあげるなら、責任をもって最後まで世話をしましょう。
エサをあげればそれでいいという考えは、かえって野良猫がかわいそうです。その先のことを考えて行動をとりましょう。
猫を飼っているかたへ
猫は室内で飼育し、交通事故や感染症などを防ぎましょう。
また、飼い猫も積極的に不妊手術を行いましょう。病気の予防や、発情期のストレス軽減等に効果があり、猫が外に出て妊娠したりさせたりすることの抑制にもなります。
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この記事に関するお問い合わせ先
建設環境課
〒639-0293 奈良県北葛城郡上牧町大字上牧3350番地
電話番号:0745-76-2504
ファックス:0745-77-6671
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更新日:2024年09月20日
公開日:2024年03月15日