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上牧久渡古墳群発掘調査報告について

更新日:2022年04月01日

公開日:2022年03月03日

奈良盆地の西部、馬見丘陵のほぼ中央部に位置する上牧町は、いわゆる片岡の地として古代大和における重要な文化圏を形づくってきました。ゆるやかな丘陵中に立地する「上牧」は放牧に好適な地でありました。

この地に所在する上牧久渡古墳群の付近は古代の下・広瀬郡にあたり、この地域には飛鳥・奈良時代の皇室の所領が広がり陵墓も存在したことは古代の木簡や文献で知られているところであり、また、上牧町観音山から「上牧銅鐸」の出土した地でもあります。

上牧町教育委員会では平成23年度に上牧久渡古墳群の試掘・確認調査を行い、平成24年度からは3カ年の計画で確認調査を行ってきました。それらの調査を通して、画文帯環状乳神獣鏡を出土した古墳時代初頭の3号墳から飛鳥時代の2号墳までかなり長期にわたる特色ある古墳が築かれた例のない古墳群であることが明らかとなりました。ここにその調査報告を掲載します

上牧久渡3号墳画文帯環状乳神獣鏡の拡大画像

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